脱毛したいと考えている方の中には、脱毛方法にはどんな種類があるのだろう、どの脱毛方法の効果が高いの?など疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。脱毛の施術は種類によって仕組みや特徴、効果などが異なります。
この記事では、サロンやクリニックで受けられる脱毛の種類や、それぞれの方法で期待できる効果などについて詳しく解説します。あわせて自己処理でできる脱毛の種類と効果についても紹介するので、脱毛をお考えの方はぜひ参考にしてください。
サロン・クリニックで行う脱毛の種類
サロンやクリニックで行う脱毛の種類には、光脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛などがあります。それぞれの特徴や期待できる効果など詳しく解説します。
光脱毛
光脱毛とは特殊なライトを肌に当て、毛根にダメージを与えることで毛を生えにくくする脱毛方法です。一般的に光脱毛はメラニン色素に反応し毛根にダメージを与えるライトを用います。毛周期に合わせて1〜3カ月に1回、施術を受けることで脱毛を進めていきます。
光脱毛にかかる期間の目安は約2〜3年、回数の目安は12〜18回程度です。ただし、期間や回数は施術の頻度や元々の毛の濃さなどにも左右されるため、施術状況や体質などによって異なります。
近年ではメラニン色素に反応するライトの他、バルジ領域にダメージを与えることで毛を生えにくくする脱毛方法が注目を集めています。バルジ領域とは毛乳頭に向けて、毛を作るよう指令を出し、発毛を促進する器官のことです。
光脱毛にはS.S.C.脱毛、IPL脱毛、SHR脱毛の3種類があります。S.S.C.脱毛は肌への負担が比較的少ない施術です。IPL脱毛は特に太く濃い毛に効果が期待できます。SHR脱毛は蓄熱式脱毛とも呼ばれ、表皮のバルジ領域に熱を与える脱毛方法です。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛とは、医療脱毛クリニックで受けられる脱毛方法です。光脱毛と同様にメラニン色素に反応し毛根へダメージを与え脱毛を行う施術方法ですが、光脱毛と異なる点は照射の威力です。
医療レーザー脱毛は光脱毛より強い威力のレーザーを肌に照射し、毛根を破壊することで毛が生えることを抑制します。医療レーザー脱毛にかかる期間の目安は約1年半~2年程度、回数の目安は5~8回程度です。ただし、期間や回数は施術の頻度や元々の毛の濃さなどにも左右されます。
日本における医療レーザー脱毛で使われる主な医療脱毛器機は、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類です。アレキサンドライトレーザーは日本人の毛質と相性が良いといわれています。肌表面のメラニン色素に反応しやすいため、脇やVIOの脱毛に有効ですが、その反面、日焼けしていたり色素沈着していたりする肌には施術ができません。
ダイオードレーザーには、太く濃い毛に効果が出やすいショット式(熱破壊式)と、メラニン色素ではなくバルジ領域にダメージ与える蓄熱式の2種類があります。ヤグレーザーは肌の奥深くまで届くため、他のレーザーではなかなか効果が出にくかった毛にも効力を発揮しやすくなっています。
ニードル脱毛
ニードル脱毛は針脱毛とも呼ばれ、針と電気を用いて脱毛する方法です。ニードル脱毛ではライトやレーザーなどは使わず、毛穴に絶縁針を刺して電気を流すことで毛根に直接ダメージを与えます。毛穴の位置は生えている毛を頼りに探すため、施術前に毛を剃るなどの処理をする必要がありません。
ニードル脱毛は一部の脱毛サロンや医療脱毛クリニックでのみ取り扱われています。ニードル脱毛にかかる期間の目安は約1~2年程度、回数の目安は5~18回程度です。ただし、期間や回数は施術の頻度や、元々の毛の濃さなどにも左右されます。
ニードル脱毛は一度施術を受けた毛の再生率が他の脱毛方法と比べて低いため、より脱毛効果が得られやすい傾向です。ただし、施術では毛穴の一つ一つに電気を流さなくてはならないため手間や時間がかかり、他の施術方法と比較して料金が高額になります。
サロン・クリニックで行う脱毛の効果は?
サロンやクリニックで行う脱毛の効果について、種類別に解説します。それぞれのメリットやデメリットについても紹介するので脱毛方法を選ぶ際の参考にしてください。
光脱毛
光脱毛のメリットは肌に負担がかかりにくく、痛みが少ないことです。医療レーザー脱毛と比較して光脱毛では、照射するライトの出力が抑えられているため、肌への負担や痛みを抑えられます。肌が弱かったり、痛い施術はできるだけ避けたいと思っていたりする方には、光脱毛がおすすめです。また、光脱毛のメリットとして医療脱毛と比較して1回当たりの料金が安いことも挙げられます。
光脱毛のデメリットは脱毛の効果が緩やかにしか現れないことです。前述のとおり光脱毛のライトは出力が医療レーザー脱毛より小さいため、脱毛の効果が目に見えて現れるまでには時間や回数がかかることがあります。光脱毛の施術を受け続け、効果が実感できるようになるまでの回数と期間は、医療脱毛のおよそ2倍になることも少なくありません。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛のメリットは、光脱毛と比べて短期間で脱毛効果が現れること、そして永久脱毛が可能なことです。医療レーザー脱毛はレーザーの出力が大きいため、医療機関でのみ受けることができ、高い施術効果が期待できます。医療機関で脱毛を受ける場合は、医師や看護師のサポートを受けられるため、万が一のリスクにも備えられて安心です。
医療レーザー脱毛のデメリットは、肌への負担がかかりやすいことや施術中の痛みが大きいことです。レーザーの出力が大きい分、肌へのダメージや痛みが大きくなります。太い毛ほどレーザーが反応するため、痛みに弱い方では施術が負担に感じられてしまうかもしれません。また、医療レーザー脱毛は光脱毛と比べて1回あたりの料金が高い傾向があります。
ニードル脱毛
ニードル脱毛のメリットは永久脱毛ができ、仕上がりがきれいなことです。ニードル脱毛では毛穴に直接ダメージを与えるため、脱毛効果が高いとされています。
また、毛が生えている毛穴に対して施術をするため、毛周期を気にせず脱毛できます。光脱毛や医療レーザー脱毛では日焼けして色が濃くなっている肌の状態の場合、施術を断られる場合もありますが、ニードル脱毛は肌色や肌質、毛質などに関係なく施術を受けることが可能です。
ニードル脱毛のデメリットは施術に時間やコストがかかり、対応しているサロンやクリニックが少ないことです。ニードル脱毛は毛穴の一つ一つに施術するため、どうしても時間がかかります。そして手間がかかる分、料金もかさみます。また、毛穴に針を刺して電気を流すという仕組みから、施術の痛みが大きくなるため、痛みに弱い方にはニードル脱毛は向いていないでしょう。
自己処理できる脱毛の種類と効果
サロンやクリニックに通わず、自己処理できる脱毛方法もあります。自己処理の脱毛は自宅で気軽にでき、料金も抑えられます。
ただし自分に合った方法を選び、正しい処理を行わなければ肌に負担がかかるため注意が必要です、ここでは、主な脱毛方法を6つ紹介し、それぞれの期待できる効果を解説します。
主な脱毛方法は6つ
自己処理ができる主な脱毛方法は6つです。それぞれ解説します。
1.カミソリ
市販のカミソリで毛を剃る自己処理方法です。
2.ワックス脱毛
ブラジリアンワックスとも呼ばれます。肌に塗って固まったワックスを剥がすことで付着した毛を抜く脱毛方法です。
3.除毛クリーム
除毛クリームによって皮膚表面から生えている部分の毛を溶かす自己処理の方法です。
4.脱毛テープ
脱毛のためのシートを肌に貼り剥がすことで、付着した毛を抜く脱毛方法です。
5.毛抜き
毛抜きによって毛を一本一本引き抜く脱毛方法です。
6.電気シェーバー
電気シェーバーで毛をカットする自己処理方法です。
7.家庭用脱毛器
家庭用脱毛器を使って、自宅で脱毛を進めていく方法です。基本的な仕組みはサロンの光脱毛と同じで、ライトを照射することで毛根を弱らせて毛を生えにくくします。
期待できる効果は?
自己処理ができる脱毛方法は、クリニックやサロンに通うときと比べてコストがかからず、短時間で気軽にお手入れができることがメリットです。一方、肌トラブルを起こしやすく、毛が根本的になくなるわけではないため、永遠に自己処理をし続ける必要があることがデメリットです。処理の方法によっては痛みも感じるため、自己処理が負担に感じられるかもしれません。
1.カミソリ
低価格でできますが、カミソリ負けといった肌トラブルが起きやすくなります。
2.ワックス脱毛
一度に広範囲の毛を処理できますが、大きな痛みを伴う場合があります。
3.除毛クリーム
短時間で広範囲を処理できますが、クリームの成分によっては肌にダメージが生じることがあります。
4.脱毛テープ
低価格で処理時間も短く済みますが、痛みや肌への負担が大きくなります。
5.毛抜き
ピンポイントでの処理には向いていますが、時間がかかり埋没毛を生じさせやすくなります。埋没毛とは通常肌の表面から生えているはずの毛が、肌の下で伸びてしまっている状態です。埋没毛は炎症を起こすと、毛嚢炎などの肌トラブルにつながることもあります。
6.電気シェーバー
カミソリと比べて肌への刺激が少なく済みますが、商品によっては本体価格が高価で、定期的に買い替えも必要です。
7.家庭用脱毛器
サロンやクリニックでの施術のように予約をとる必要がなく、気楽に脱毛を進めていけますが、自己管理をしっかり行う必要があります。家庭用脱毛器は一般の人でも使用できるように安全を配慮しているため、サロンやクリニックの照射の威力よりも弱いことがほとんどです。
まとめ
サロンやクリニックで受けられる主な脱毛方法として、光脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛の3種類があります。それぞれの脱毛方法は効果が現れるまでの回数や期間、料金、脱毛の仕組みなどが異なります。どの脱毛方法が適しているかは個人差があるため、脱毛における自分自身のゴールや予算、時間の余裕などと照らし合わせて脱毛方法を選ぶのがおすすめです。
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