脱毛サロンにこれから通いたいと考えている方やすでに通っている方の中には、「脱毛に通う期間はどれくらいが良い?」「毛周期って何?」と疑問を抱えているケースもあるのではないでしょうか。
この記事では、脱毛にかかるトータルの期間や施術の間隔、毛周期の仕組みなどについて解説します。スムーズに脱毛するためのポイントも併せて紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
脱毛にかかる期間はどれくらい?
脱毛にかかる期間について、脱毛効果を実感できるようになるまでの目安や体の箇所ごとの目安を解説します。
どのぐらいで脱毛効果を実感できるようになる?
脱毛サロンに通う場合、脱毛効果を実感できるまでの目安期間は3年程度です。一般的に脱毛サロンで採用されているのは光脱毛という方法です。光脱毛とはメラニンに反応する光を照射することで、毛根を弱らせて生えにくくする仕組みとなっています。メラニンとは肌や髪、瞳などの色味を構成する黒い色素のことで、量が多いほど髪や毛は黒くなり、肌は褐色になるものです。
脱毛サロンに通う目安は、ムダ毛の毛周期に合わせて2~3カ月に1回程度とするのが効果的とされています。毛周期とは毛が生え変わるサイクルのことです。ムダ毛をほとんど生えなくするために約24回の施術が必要だとすると2カ月に1回のペースで通院する場合、3年程度かかることになります。ただし、回数を重ねるまで全く脱毛の成果が見られないのではなく、1回ずつの脱毛でも少しずつ効果は得られます。
箇所によっても期間は変わる
毛周期のサイクルは体の箇所によっても異なるため、脱毛に通う間隔も箇所によって異なります。パーツごとの毛周期の目安としては、顔や足なら1~2カ月程度、腕やワキ、VIOだと2~4カ月程度とされています。ただし、一つひとつの毛穴によっても毛周期は違っているため、正確に見極めるのは難しいでしょう。
毛周期に合わせてそれぞれ脱毛したいところですが、複数の箇所をそれぞれ別の日に脱毛する場合、何度も通院することになります。全身脱毛をする際は手間や時間を考慮し、全体の毛周期の平均を取って2カ月に1度程度の間隔で脱毛するのが望ましいでしょう。
脱毛で間隔を空けた方が良い理由は?
脱毛の施術は短期間に何度も受けるより、ある程度の間隔を空けて行う方が望ましいです。脱毛に通う間隔と毛周期の関係や、施術の間を空けすぎるとどうなるのかについて解説します。
脱毛に通う間隔と毛周期の関係
前述したように毛には毛周期があります。日常においてまつげや髪が自然に抜けるのは、この毛周期が関係しています。
毛は成長初期・成長後期・退行期・休止期という4段階のサイクルを繰り返して、新しく生えたり抜け落ちたりしています。毛穴の奥には毛根があり、これは毛を生み出し成長させるための組織です。成長期の毛が退行期・休止期へと移行すると毛は毛根から切り離されて抜けていきます。
光脱毛はメラニンに反応する高熱の光を照射することで、毛根にダメージを与えて毛を生えにくくします。成長期の毛はメラニンが濃く光が反応しやすいため、脱毛の効果が得られやすい状態です。反対に、退行期や休止期ではメラニンが薄く、その段階の毛穴に光を照射してもほとんど脱毛効果はありません。
光脱毛が効果を発揮するためには、毛周期が成長期の段階で施術を行うことが大切です。脱毛機や脱毛方法などによっても適した時期は異なりますが、毛周期に合わせて脱毛できるようカウンセリングで相談するのがおすすめです。
間隔を空けすぎてもダメ?
脱毛は長期的な施術になるため、前回の脱毛から次の脱毛までの期間が空いてしまうケースもあるでしょう。脱毛の施術に関しては、1回の施術ですべてのムダ毛を処理しきれるわけではないため、間隔が空いても脱毛効果はなくなりません。たとえ目安の期間よりも間隔が空いてしまったとしても気にせず脱毛を続けましょう。
ただし、施術の間隔が空くことによって脱毛の効果が実感しにくくなるケースはあります。なぜなら、間隔が空くことでまだ光が照射されていない毛穴や退行期・休止期だった毛根から毛が生えてくることがあるからです。
脱毛は一度では成果が現れないため時間をかけて施術回数を重ねていく必要があります。そのため、間隔が空いてしまっても根気良く施術を続けることで、ムダ毛を少しずつ確実に減らしていけるでしょう。
脱毛に通う間隔は脱毛方法によっても変わる
サロン脱毛と医療脱毛では脱毛の仕組みが異なるため、脱毛に通う期間も違ってきます。前述のようにサロン脱毛の中でもメラニンに反応する光を照射する機械を使用する場合は、3年程度の期間が必要です。
一方医療脱毛の場合、効果が出るまでの目安期間は1〜2年ほどです。医療脱毛では医療レーザーを用いて毛根を破壊しムダ毛を生えなくする方法が採用されています。安全性の観点から、医療レーザーの使用は厚生労働省が認めた医療機関のみに許可されています。
医療脱毛は脱毛効果が高く、短い期間で効果が見られることが特長です。その反面、費用が高く、脱毛に使われるレーザーの出力が高いため痛みも強い傾向があります。
スムーズに脱毛をするための5つのポイント
スムーズに脱毛するためには肌のケアや体調管理、ムダ毛の処理方法に気を付け、アルコール摂取や激しい運動を避けることが大切です。施術前後の過ごし方を詳しく解説します。
肌のケアに気を付ける
脱毛を行う際は普段以上に肌のケアに気を付ける必要があります。脱毛前にムダ毛を毛抜きや脱毛クリーム、ワックスなどで処理してしまうのは厳禁です。毛抜きやワックスを使うと毛根ごと毛を引き抜いてしまうため、脱毛の光を照射しても効果が発揮されません。
脱毛前のムダ毛の自己処理は、抜くのではなく剃る方法が適しています。電気シェーバーを使えば、カミソリの使用よりも力を入れずにムダ毛を剃ることができるため肌を痛めにくいでしょう。
また、脱毛効果を高めるには、日頃から肌を保湿しておくことも大切です。肌が乾燥しているとさまざまな肌トラブルの原因となります。お風呂上がりやシェービング後には、保湿クリームなどで潤いを補給しましょう。また、日焼けをすると肌のバリア機能が低下し、保水機能がうまく働かないことで肌が乾燥しやすくなるため、日焼け対策も忘れずに行うことが重要です。
お手入れ前後のアルコール摂取
アルコールを摂取すると体温が上昇して血行が良くなります。なので、脱毛の前後にアルコールを飲むと、脱毛後の体調不良や肌の赤みやかゆみ、やけどなどの施術トラブルにつながる可能性があります。
炎症などが起こりやすいかどうかは体質や体調によっても異なりますが、思わぬ肌トラブルを避けるためにも脱毛の前日や当日のアルコール摂取は避けましょう。
激しい運動など体温をあげる行為を避ける
激しい運動もアルコール摂取と同じく血行が良くなるため、施術の際にやけどや赤みなどが起こりやすくなります。日頃から運動の習慣がある方でも脱毛の前日から当日にかけては、激しい運動などの体温をあげる行為は避けてください。
脱毛直後も運動して汗をかくと、光の照射によって敏感になった肌に雑菌が付着して毛嚢炎などの炎症を引き起こす可能性があります。
また、脱毛当日はできるだけ湯船につからずぬるめのシャワーで済ませるようにしましょう。長湯も体温が上昇して汗をかきやすくなるからです。
脱毛前の体調管理
体調が良くない時は、肌も普段より敏感でトラブルが起きやすくなっている場合があります。脱毛前には毎回の体調チェックを行うなど体調管理が必要です。例えば、寝不足になると肌のターンオーバーが崩れ、肌の状態が不安定になります。ターンオーバーとは、古い角質が剥がれ落ちて、新しい皮膚に生まれ変わるサイクルのことです。
ターンオーバーが滞ると、乾燥や肌荒れなどのさまざまな肌トラブルの原因となります。万全の状態の肌で施術に臨み、脱毛の効果を最大限に引き出すためには脱毛前の体調管理が重要です。
ムダ毛の処理はサロンやクリニックが指定する方法で行う
毛が伸びている状態での施術は肌に負担がかかるため、十分な脱毛効果が得られない可能性があります。脱毛をスムーズに行うためには、ある程度の自己処理が必要です。ただし、脱毛前のムダ毛の自己処理はサロンやクリニックが指定する方法で行いましょう。毛抜きや除毛クリームを使用しての脱毛は、脱毛施術の効果を下げる可能性があるためおすすめできません。
また、脱毛前の肌にオイルや汗など、光の照射時に高温になりやすい成分が付着しているとやけどの原因になることがあります。そのため、サロンやクリニックによっては脱毛中の肌ケアに使用する化粧水や保湿ジェルを指定している場合があります。指定のケア用品には脱毛に特化した毛穴ケアのための成分が配合されているため、使用することで肌トラブルが起こりにくくなるでしょう。
次回の脱毛までのお手入れのポイント
脱毛後の肌はとても乾燥しやすい状態です。乾燥による肌トラブルを予防し、みずみずしい肌を保つためにも次回の施術までにしっかりと保湿しておきましょう。肌が潤っていれば、照射した光のダメージにも肌が耐えられるので、ある程度の出力で施術を行うことができます。
脱毛後のお手入れを怠ってしまうと乾燥肌や敏感肌になりやすく、シワの原因となります。また、肌トラブルがある箇所は光の照射によって状態が悪化する可能性があるため、サロンやクリニックに行っても脱毛を受けられません。脱毛を受けられたとしても、肌トラブルが生じている部分を避けて施術を行うため十分な脱毛効果が得られないでしょう。
まとめ
サロンで脱毛する場合、効果が実感できるまでには3年程度の期間がかかり、体のパーツによっても毛周期は異なりますが、全身脱毛をする際には2カ月に1回程度、脱毛に通うことが一般的です。
ムダ毛を自己処理する方法もありますが、肌トラブルを防いでしっかりとケアをしたいのであれば、脱毛サロンで施術を受けることが望ましいです。痛みもほとんどなく、肌への負担を軽減しながら脱毛できます。
サロンに通う際はある程度の脱毛期間をかける必要がありますが、ムダ毛を自己処理するよりも簡単です。肌トラブルを避けてきれいに脱毛したいと感じているなら、脱毛サロンでの脱毛を検討してみると良いでしょう。
銀座カラーでは一人ひとりの毛質や毛量に合った施術を行い、脱毛後の乾燥を防ぐアフターケア(※オプション)も行っています。予約も取りやすいため最短1カ月ごとに通えます。専任スタッフによる無料カウンセリングを行っていますので、脱毛をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。