「体にあざがあるけど脱毛しても大丈夫だろうか」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
一口にあざといっても赤あざや青あざなど、さまざまな種類があります。また、あざがある場合は施術できない可能性もあるため、脱毛を考えている人は注意が必要です。
この記事では、あざやシミによる脱毛効果への影響や注意点などをご紹介します。
あざ・シミの種類について
体にできるあざは以下のような種類があります。
ここではまず、あざやシミの種類についてご紹介します。
赤あざ
一般的に言われる赤あざとは「血管腫」とも呼ばれており、血管が拡張することや増殖したりすることでできる良性の腫瘍です。
毛細血管にある異常が皮膚から透けることで、赤色に見えます。
以下のように、生まれつきあるあざは大きく2種類に分けられます。
・血管奇形
出生時から大きさが変わらないとされる腫瘍です。
血管内皮細胞の形成異常によるものとされ、自然にはなくなりません。
・血管腫
血管腫は、成長と共に大きくなる腫瘍です。
成長とともにあざの面積が拡大します。
青あざ
一般的に青あざとは、以下の2種類に分類されます。
・打撲などの後に青紫色に腫れてしまう「青たん・うちみ」
・生まれつきやだんだん現れる「あざ・母斑(ぼはん)」
青たんやうちみの場合、一時的に出血したことが原因で現れる症状のため数週間程度で消えていくことが多いとされています。
あざや母斑の場合は、治療なしに消えることは基本的にありません。
茶あざ
茶あざは、一般的に扁平母斑(へんぺいぼはん)と呼ばれることが多く、カフェオレのような色をしているのでカフェオレ斑とも呼ばれています。
生まれつき発症することが多いですが、思春期ごろになってから発症する場合もあるとされています。自然に消えることはなく、効果的な治療方法として、レーザー治療が挙げられます。
茶あざを治療で消すことは可能ですが、再発する可能性がとても多いです。また、個人差が激しいため自分の身体に合わせた治療法を行う必要があります。
シミ/そばかす
シミには以下のようにいくつかの種類があり、そばかすはその一種です。
・老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
シミの中で最も多いとされているのが老人性色素斑です。
紫外線が主な原因で、顔だけでなく手の甲や腕にもできるとされています。
初めは薄い茶色ですが、加齢により濃くなっていきます。
・そばかす
一般的にそばかすと呼ばれているシミです。
遺伝によるものが多く、幼少期から出ることが多いといわれています。
見た目の特徴は、小さなシミが鼻と頬の周りを中心に現れます。
・肝斑
頬骨や目尻の下あたりに現れるシミです。
左右対称に現れ、境界が不明瞭であるのが特徴です。
ホルモンバランスの崩れや皮膚の摩擦、皮膚に合わない化粧品の使用などによって起こるとされています。
あざがあっても脱毛はできる?
さまざまな種類があるあざですが、あざがあっても脱毛は可能なのでしょうか。
結論からいうと、あざに脱毛で使うレーザーを照射するのはNGです。先天性のあざは照射できず、打撲などのあざは完治後に照射可能です。
光脱毛は、成長期の毛に光を当て、メラニン色素に反応させます。このため色の濃い部分には痛みを感じやすいのです。
また、照射しても、表面のメラニン色素に反応するため毛根まで届かず、効果が得られない場合も多いです。
あざ部分の脱毛方法と痛みについて
あざ部分の脱毛は、施術ができないことをご紹介しました。
では、あざ部分はどのように避けて脱毛するのでしょうか。
ここでは、あざ部分の脱毛方法と脱毛した際の痛みについてご紹介します。
あざがある箇所の脱毛方法
レーザー脱毛や光脱毛の場合は、照射があざに反応しないよう保護シールを貼ったり、目視であざを避けたりして施術を行います。銀座カラーの場合は、後者です。
どうしても先天性のあざがある箇所を脱毛したい場合は、メラニン色素に反応させないニードル脱毛を行っている医療機関やサロンに相談してみましょう。
また銀座カラーでは、あざだけでなく、お客さま自身が入れられた刺青(タトゥー)の上からの照射もお断りしております。状態によっては、あざや刺青(タトゥー)の周辺も、施術をお断りする場合がございます。
脱毛によってあざはできる?
もとからあったあざではなく、脱毛によってあざができることはあるのでしょうか。
ここでは脱毛方法の違いと、あざができる可能性についてご説明します。
エステサロンの光脱毛
エステサロンで行われている脱毛方法は光脱毛です。
毛を生やすもととなる組織にダメージを与えることで脱毛をします。
元々あざがない箇所で痛みを感じても、光脱毛の施術によって新たにあざができることは基本的にはありません。
医療脱毛
医療脱毛は、医療用のレーザーを使用して行う脱毛方法です。
光脱毛よりも範囲は狭いですが、集中的にパワーを発揮できるとされています。
医療脱毛で使われる脱毛機は医療機器のため、国家資格がある医師や看護師しか施術できません。
医療脱毛は光脱毛よりもレーザーのパワーが強いですが、光脱毛と同様に基本的にあざなどはできません。
ニードル脱毛
ニードル脱毛は、毛穴に沿って針を挿入し微弱な電流を流して脱毛する方法です。
針に電流を流すことで、毛を作る組織を破壊します。
毛を一本ずつ脱毛する特殊な方法のため、色素の薄い場所でも施術可能です。そのためレーザー脱毛では施術できない場所でも、ニードル脱毛なら可能な場合があります。
ただし毛穴に針を刺して処理するため、痛みを強く感じることも多いです。毛穴に針を刺すと聞くと怖く感じるかもしれませんが、こちらも基本的にあざができるというトラブルは起きないとされています。
上記3つのいずれの脱毛方法でも施術によってあざができることはありません。
ただし肌の状態によって痛みを強く感じたり、赤みが出たりする可能性があります。肌に異常を感じた場合は、すぐに施術したサロンやクリニックに連絡しましょう。
銀座カラーでは、お肌の状態や体調が優れない場合は施術をお受けできない場合がございます。
当日でもキャンセル料はいただいておりませんのでご安心ください。
自分のあざの種類と状態を知ってから脱毛を検討しましょう
一口にあざといってもさまざまな種類があります。あざがどんな状態なのか、痛みがあるのか、色の濃さはどれくらいかなどによって脱毛の施術ができるかできないかが決まります。
そのため施術前に気になる部分があればカウンセリングを受けて専門家に相談しましょう。
銀座カラーでは、無料カウンセリングを行っております。
知識豊かなスタッフが脱毛に関する説明や、肌状態の確認をしっかりと行うのが特徴です。
またご希望のお客様には、テスト脱毛も行っております。
ご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。
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監修者:西田 恭之 医師(恵比寿美容クリニック)
東海大学医学部医学科卒業。都内市中病院で初期研修後、消化器内科診療に従事。その後は人間ドックでの診療を続けながら恵比寿美容クリニックにて勤務し、現在は副院長として診療に従事。
監修者からのコメント
あざがある箇所には色素が多く存在するため、光脱毛は反応が強く出て痛みを感じやすく、また火傷のリスクも高まってしまうため施行することができません。
火傷を起こした場合、炎症後色素沈着といって肌の黒ずみが残ってしまう可能性もあります。また、同様の理由で刺青(タトゥー)に対しても施術することが出来ないため注意が必要です。
よって、あざのある箇所はテープを貼付する等して避けて脱毛を行うこととなります。脱毛したい部位にあざがある場合、まずは無料カウンセリングを受けてみることをおすすめします。